神戸の六甲山麓には高級住宅街立ち並び、風光明媚な神戸の街並みや神戸港から大阪湾が眺められる。
バブル時期に開発され小金持ちがこぞって住宅を建てた。
働き盛りの頃は、自動車で神戸や大阪から自宅まで容易に通うこともできた。日々の買い物だって自動車で市街地に出かけられただろう。
買い物も自動車で出かければ問題もない高級住宅街にはスーパーもコンビニも無い、自動販売機すら無いのです。
しかしこの住宅の住人も70歳を超え足腰も弱り自動車の運転もおぼつかなくなると一挙に生活に困る。
日々の買い物すらできない、山手の住宅で家の前の道から玄関まで数メートルの階段がある。住宅地に道路も急な坂道が麓まで続く大変な場所である。車なら苦もないだろうが、歩いて駅やバス停までも坂道を10〜30分も歩くことになる。
若い頃はこの階段の上からのながめは自慢だったろう。
しかし今ではディサービスの送迎時に階段を上り下りするのに五分以上かかってしまう。
まだ時間がかかっても上り下り出来れば良いが、やがてそれもできなくなるだろう、そうしたらどうなるのだろう?
この住宅地でも、彼方此方に空き家のお屋敷が目立つ、多くは、子供が独立して戻らず。
買い物も不便、急な坂道を歩くことさえままならず、ついには子供の元へひっこすか、市街地のマンションに移り住む人が多い。
そんなマンションからディサービスに通所する高齢者も増えた。
夫婦どちらかが亡くなると、マンションに移り住む人が多い、多くは夫を亡くしたご婦人である。
できるならば、もっと早く移り住むことをお勧めしたい。
何を思って不便な山麓に住み続けるのだろう
見栄?
へんなこだわりがある
他人から見れば哀れで惨目にしか見えない
ディサービスの送迎で山手の住宅地を走るとこのような風景をよく見る
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