老後破産 お墓 編

老後破産に関する記事は、ネットにも山ほどありります。

多くはファイナンシャルプランナー(FP)や経済ジャーナリストによる、事前の貯えの勧めや年金制度の欠陥を批判する内容です。

しかしながら、リアルな定年後の年金生活を送ると、破産への不安は、いたるところで顔を見せます。今回は、お墓の問題を書いてみます。

お墓に関するお金の問題

お墓がある方やない方も、一度冷静に検討したほうが良いと思います。

両親がお亡くなりになったり、相方がなくなられると、お墓を立てられる方がいますが、都会では馬鹿にならない出費になります。

永代供養に50万~、墓石に50万~  数百万円も珍しくない

年間管理費 3,000円~ × 契約年数
*5年、10年、20年の更新契約等が一般的

まだ現役であったり、貯えが十分な時にお墓を立てた場合、あまり気にしなかった管理費が、更新時期に請求が来て慌てることになります。平均的な更新料で、短期契約の5年で8万~、一般契約の20年で35万円が更新時に必要になります。しかし、65歳でお墓を作って短期の更新は70歳時になります。20年の普通更新では、85歳になります。

この負債は、自分の子供や孫に負担させることになります。

子供や孫に負担をかけたくないと、墓じまいをするにも、多額の資金が必要になるのです。

更新しないとなるとどうなるのか?

墓石を撤去し、遺骨を移動させないといけません、金額が高いのが、墓石処分です。15万円~、平均25万円~100万円

このほかに、取り出した遺骨の処分方法も問題になります。多くは改葬として初期費用だけで以後費用が発生しない。合葬墓地に移す場合が多いです。この場合でも。合葬費用が必要になります。

この場合は、平均で20万円~、埋葬されてる数になります1柱単位になるので埋葬されている人が多いほど高額になります。

ネットやパンフレットの最低価格の1.3~1.5倍が平均価格と考えたほうがいいようです。最低価格のお墓は、現在ほとんど見られません。(1㎡以下)

墓じまいだけでも、150万ほどの出費になります。寺社墓地の場合は離檀料が請求され、離檀料は言い値なので、これだけで数十万数百万の場合もあります。

さて、このようなお墓にかかるお金の問題は、退職後5~10年以後にやってきます。

お墓にかかる費用は、ただ消費されるだけで、何かに形を変えるものでもなく、ただ出費される費用です。

厚生年金の平均月額は、
「国民年金が平均月額で5万5千円、厚生年金は14万7千円」

定年が60歳、再雇用でも65歳、年金は65歳から支給です。さてこのお墓の維持にかかる費用を負担できるでしょうか、一度冷静に検討すべきではないでしょうか?

墓じまいは、親としてできる、最後の子供、孫孝行です。

お墓や、法要などは宗教にかかる費用は、墓石業者や宗教家(お寺)のビジネスであって、本来の宗教とはあまり関係ありません、お寺や宗教家が収入を得るために考えた仕組みであって、仏教伝来のころには墓石などなかったのです。

残された遺族の心情に、付け込んだ宗教家の企みと考えてもいいのではないでしょうか?

私の尊敬する、臨済宗の和尚様が教えてくれました。

「お金は、生きてる人の為に使いなさい。故人もそれを望んでいます。」

どんな立派なお墓を作っても、亡くなってからでは遅いのです。生きているうちに徳を積みなさいと。